■ ドライの練習が必要だなー
先週末、アイスクライミングより、ドライツーリングが核心だ!と分かって、急遽、ドライの練習をしたくなり、またまた岩根へ!
人間が何かを理解するきっかけと言うのは、不思議なものだ… 岩根のドライは、触ったことがなかったわけではなかったのに、先週、ドライに行って、急速にアイスクライミングとドライの差が明確に分かるようになってしまった…
ドライをすると、アイスが易しく感じる。
■ 混んでた(汗)
今週末は多いとは聞いていたが、本当に多かった~。
びっくり仰天の大盛況で、宿泊は満員なそうだった。噂によると、岩根のお食事は美味しいらしい。
■ 練習・練習・練習
とりあえず、一番右端の難しいラインをゲットするため、急いでトップロープを張りに行く・・・
岩根、前は寝ている東面の壁専門で、北面の壁は腕がアップすると思っていたのに、今では、北面の壁でも、どのラインも易しく感じてしまう…
一番右端のラインは、今回は、凍結が溶けてしまっており、穴ぼこだらけで、6級プラスになっていた。
ので、一本目で、結構、腕が張ってしまった。ん?なんか調子悪い?
その後、ドライの壁へ行き、垂壁のドライへ。
混んでいるので順番待ち。
普段、次々登っているので、順番待ちに慣れておらず、順番を待っている間も、空いているラインに登りたいな~と色気が出てしまい、そっちに行ってしまうと、また順番が…という循環に気が付き、あまりあくせくせず登ることにする。
トータル7~8本登ったくらいだろうか?あまり腕は堪えていないが、ドライの難しいのになると、一気に汗が。
一緒に行ってくれた人が紳士で、終始、私のビレイを優先してくれて感謝。
今回は、前回岩根で会ったアイロンさんが言っていた、ドライでちょっとうまく行かないな~と思ったら、アイスに戻ってムーブを確認する、という循環でやってみる。
アイスのⅣ級でムーブと引きつけを確認しつつ、ドライへと行ったり来たりする。
やっぱりドライは、アイスより格段にフィジカルが必要になる。D5までは、5.8くらいなので、誰でも登れるが、登れるのと美しく登れるのでは違う。美しく登るために、クライムダウンも入れる。
ドライは、最後にD6プラスを触ったら、これは難しい~と納得。
このグレードあたりからが本番と判明。ただ経験上、難しいのと易しいの交互にしたほうが成長するなと思う。
■ 気温が高い
ただこの日は、とても気温が高く、氷の状態が悪い。ほとんど雪壁みたいな氷になっていた。「リードは嫌だね~」と言うと一同みな賛同。
翌日は唐沢の滝を予定していたが、南面だし、同じくらいの標高なので、絶対にダメだろうということで、転進して、角木場へ行くことにする。標高をあげる作戦。
人工の氷瀑より自然の氷瀑の方が気温の変化には弱い。
■ ドライ&アイス
ドライも、スロースタートとして、まずまずで腕を張らせ、最後はアイスの東面の寝ている壁で、スクリューを打ちながら登って、安定体制を作ってスクリューを打つ練習。
今回は
ドライ6割
アイス4割 (ムーブ確認3、リード1)
な感じ。アイスでは岩根ではそうもう学ぶことがあるように感じられず、物足りなくなり、自然の氷瀑へ行きたくなるが、ドライはまだ学ぶことがある、と感じる。
■ 今回学んだこと
・アックスはドライ用がある
・ドライ用の研ぎ
・ショートで持って、ロングでリーチを出す
・アンダーフック
・バランスが取れるところで口でくわえる
・研がないと合板を蹴れない
・アイスでは安定体制を作るが、ドライではできるだけ高く足を上げリーチを出す
・ホールドの向きにアックスを引く サイドやアンダー(アイスでは主に真下)
■オマケ
夕食は甲府の自然食レストランの人気店、ナチュラルグレースさんへ。野菜中心のヘルシーメニューで人気のレストランだ。
オーナーも山好きで『山と渓谷』が置いてある(笑)
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