Feb 23, 2017

湯川9回目

■ 絶好のアイス日和り

火曜日は、前に7回目の湯川に行った時に出会った単独の鈴木さんと湯川だった。湯川は9回目。

行きに通る清里ラインからは美しい八ヶ岳が遠望できた。まるで外国の山のように美しかった。が、雪煙が上がり、稜線は今日はダメだっただろう…

八ヶ岳は私の心の山だ。見る度に、この美しい山で雪をスタートできたことに感動を覚える。きっと八ヶ岳に呼ばれて山梨に来たのだろう。初めて登ったのも八ヶ岳のもっともマイナーなピークである西岳だし。

前の日は甲府は雨。温かくてビックリ。そんな日にはアイスはダメだ。翌日の火曜は冬型で良く冷えており、町でもキンキンに冷えて、日中でも氷点下。清里ラインではー6度だった。

 前日の雨 + 日中氷点下 = コンクリートアイス

というわけで、みんなが登って刺したアックスの穴も埋まり、日中もゼロ度以下で、寒くて、絶好のアイス日和となった。

こういうお天気(気温)の読みが、アイスクライミングの安全管理では特に重要で、甲府で日中18度になったような日などにアイスに行くものではない。

特に氷柱ツララ系は、気温が高い日に、ツララの下にいると、非常に危険だ。

別のアイスを予定していた友人もパートナーの欠場で急遽参加。師匠の青ちゃんも来ると言うし、4名でのクライミングになった。

ロープは、50と60を一本ずつ持って行ったが、もう一本あっても良かったかなぁ。

■ リードライン

師匠の青ちゃんはアイスベテランなのであるが、教える方は、たぶん苦手そうである。

が、やはりベテランであるだけに、教えることの引き出しは豊富で、今回は、すばらしいリードラインを示してくれた。勝手に盗んでね、って意味である。

これは、私の友人がアイス中級者であるため。すっごいところを登ってくれた♪

白髪エリアの奥エリア。前回リードした時は、凹角の弱点を登った。今回は強い点で、ツララの切れた、かぶりのラインを行く。

アイスクライミングは、易しいところを登ることもできるし(弱点)、難しいところを登ることもできる(強点)。

それは自分で調節できるのだが、その見極めが難しい。充実感を得たかったら、難しいラインを行くべきなのだが、あまり難しいところを攻めすぎると落ちてしまう。

トップロープなら落ちても良いが、リードでは落ちてはいけない。

なので、スキルの7~8割で登る。私は6級が登れるが、4級がリードレベル。

ということは、どれくらい強気のラインを取れるか?というのは、そのラインがリードできるほど楽勝、という意味である。

今回、青ちゃんが描いたラインは、まっすぐ迷いなく突き上げていた。(ま、いつもですが)

■ アックス

今回は、アイスアックスを皆で試し打ち…アイスの核心は、パンプ。

刺さらないアイスアックスでは、当然ながらパンプする。

ので、パンプしないためには、よく研いでおく必要がある。

というので、皆でアックス研ぎをお願いしてしまった。感謝☆

≪まとめ≫
・リードラインの取り方
・かぶりの場合の中間支点の取り方
・アイスアックスは研いでいないとダメなこと
・アイスアックスの研ぎ方





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