擬似リードの要領

■ トップロープではリスクを取る

結局、トップロープで安全が確保された状態だと、クライミングムーブを色々試す、ということが楽しい遊びになります。

ですから、小滝も大滝も垂直なのでフリークライミング的なゲレンデです。

逆に言えば、フリーはゲレンデ限定でお願いします!って感じ(笑)

トップロープで遊ぶのは、ちょっとリスクを取ることができます。どこまで冒険していいか、チェックします。ひっかけくらいのアックスの刺さり具合でも登ってみたり。両足がかかっていなくても、片足切って登って見たり。

■ リード力

しかし、リードでは決してそんなリスクは犯しません。

絶対に、アックスは、バチ効きで、足は安定して立てるところ。3点支持厳守。

氷って、とりついてみないと難易度がよく分からないのです… 

固いと難しいし、柔らかいとプロテクションが信用できなくなり、落ちれないです。

柔らかいと登りやすいから、ついランナウトしてしまう。

プロテクション、あってもなくても同じだからです。

安心できる支点に、できるだけ早く辿り着いた方が安全になってしまう。

固いとプロテクションは安心できるのですが、登るのは、とても大変になり、回収も大変になります。

プロテクションにぶら下がりながら前進してもいいくらい、強固なプロテクションになります。

どちらにしても、その時の状況にあわせて、最も安全だと思える方法を選べるようになるのが大事なことかもしれませんね。


結局、オンサイト力が大事だな~ということになります。

■ 擬似リード

アイスクライミングは2年目の、2015年、美濃戸口の滝で、擬似リードしてみました。 

ただ擬似リードもまだ、

 支点をどこに取るか?

 何センチのスクリューで入れるか?

など、計画しておらず、無計画に登っているので、課題満載…

ただ、そういうことが多少あやふやでも、大丈夫なくらい、安定して登れるところで、擬似リードするのが大事なのかも。

どんなことにも、最初から完璧なんて期待できません。小さなステップを積み重ねつつ、一つ一つの目の前の課題をきちんと解決して行きたいもの。

≪アイスのリード 支点の取り方≫

・傾斜が変わるところでは取る
・最初は細かく取る
・後になればだんだん遠くにとっても良い
・落ち口の手前で取る

≪アイス特有の問題≫

・プロテクションはずっと右ばっかり
・プロテクション(スクリュー)の長さが色々ある
・手袋をしているので落としやすい

いかにスクリューを落とさずに打つか、ということがありますが、結構難しいことです。今回は落としませんでしたが、落としたら最悪だな~と思いました。

ゲレンデですが、一回カム落としたことがあります・・・(--;) 山だったら終わりだな! 

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