ロープの凍結が問題になるのは、凍結したロープでのビレイは非常に困難で、ビレイヤーの手元が滑って、クライマーが墜落するリスクがあるからだ。
特に冬季の登攀では、分厚いグローブをしてビレイするのが通常である。手元は狂い安い。
これについては制動確保のところにまとめてあるので、詳細はそちらを見てほしい。
■ そもそも、凍結させないように使う
凍結しないためには、氷にロープができるだけ接触しないように使う。
こすれてしまうと、氷が付着しやすくなるため、氷との接触を極力避けるべきだ。
凍結して使い物にならなくなったロープ ビレイがシビアになるとトップロープも危ない |
■ 防水加工済みロープをアイス専用とする
また、使用するロープも、防水加工のロープを購入し、アイスクライミング専用のロープとすべきだ。
■ 長いスリングを使う
特に棚になっている箇所にトップロープを設置する場合は、長いスリングなどを用意して、本体のロープが地面や岩に接触するのを避ける。
■ 防水・撥水加工
詳細については、こちらのページを参照のこと。カラビナなどのガチャ類も、氷が付着すると、閉じない、安環が固まるなどの問題が起こるため、あらかじめ剥離スプレーなどで、氷が張りつかない工夫をすべきだ。
≪関連リンク≫
アイスクライミングのロープの凍結対策
No comments:
Post a Comment