Feb 26, 2017

角木場の氷柱 4回目

■ デジャブー感なアイス

日曜は、気温もあまり低くなく、低標高の氷はいまいちだろうと、転進して角木場へ。部活アイス。

ここは、数回目なのだが、すでにアックスの穴があちこちに空いており、どのラインも、

導かれ感

があり、アックスの打ち込みは、易しく感じる。打つ場所が決まると、必然的にムーブが決まり、初めてでなければ、なんとなくデジャブー感なアイスクライミング、となる。

■ トップロープは経験がもっとも多い者が行う

今回は、トップロープを張る作業は、一緒に行った3人の中で一番経験豊富なY君に張ってもらった。

上では懸垂はやっぱり悪くて、彼は懸垂で降りず、歩いて降りてきたので、えらいな~と感心した。

のは、やっぱり、”危ない” vs ”危なくない”では、より”危なくない”を取るほうがエライと思うから。

以前、読んだ世界的クライマーの本には、「私が今まで命があるのは、他の人より雪庇を1m余分に避けるからだ」とあった。

保険なしでリスクに近づいて行くことを煽られているような人もいるし、それを煽っているような風潮もある…。ロープを出すべきところで出さないで済ませるほうが、”すごい”のような風潮や適切なトレーニングなしでの山行など…  でも、選択肢があるなら、そうではない方が良い。

危険を認知していても山は危険なので、危険を危険と考えなかったら、もっと危険。

今回は凍結があったので、雪の道はアイゼンが効いて歩きやすく、前回のようなラッセルはなかったが、急斜面は氷が出て危険だったので、安全なほうのアプローチを使った。

■ ムーブの出

今日は部活アイスで、3人で次々と登り、7~8本でお腹いっぱいとなった頃合い、15時ごろで引き上げ、エリアの別の滑滝を偵察して、完了。

今日はムーブの出が良かった。やっぱり二日連続でクライミングすると、二日目のムーブの出具合がとても良い。

一回目は二日酔いだったからなー。

■ トラバース練習 脱落防止コード

しかし、トラバースの練習をしていて、一度アックスがするっと手から抜けてしまった…

うーん… こんなウッカリをするとは。

アックスを落とすような人には、脱落防止コードがいるではないか…(汗)

まったく落とすつもりがなく、落としてしまったので、ショックである。

最近、アイスは、アックスばき効き以外ありえないということが、理解できるようになり、と言うことはつまり、脱落防止コードは要らないということだと理解していた。

が、落とすなら必要。

通常、クライミングとは垂直方向に登ることで、あまり横方向の移動はやらない。

が、トラバースは実践的であり、練習の必要があるので、トラバース、ちょっと難しい。足のホールドが見えづらいからだ。

まだ思案中。

脱落防止コードのせいで、墜落時にアックスが自分に刺さるというケースを聞くからだ。

■ 触られていないライン

最後に触られていない垂直のラインを触ったら、しびれた。

ここは、氷の柱を抱っこするようなムーブになる。足が切れるので、右足を隣の氷柱にステミングしてしまうと、易しくなる。

細い、細いラインにこだわると、氷を壊さないような繊細なクライミングとなる…のだが、この細いラインにこだわると言うのが難しい…。

ちょっと難しくなると、すぐ隣のホールドやスタンスに逃げたくなるんだな~

アイスは自分の好きなホールドをたどって登れるので、そうしてしまうとずいぶん易しくなってしまうことが多い。

■ ラインにこだわる

ラインにこだわる、というのが、アイスの上達への、有効な方法論なのだろう。

どれだけ細いラインにこだわれるか?というのは、アイスの上手下手の目安になるだろう。

まっすぐで細いラインで登れれば登れるほど上手ということになるかもしれない。

■ 出会い

週末は、良き出会いが一杯の週末だった。

今日は、恩師とも言える、松本さんに八ヶ岳山荘の前でバッタリ。お会いして直接お礼が言いたかったので、会えて良かった。

山岳総合センターで私の班の講師をしてくれた村上さんにも会えて良かった。

八ヶ岳山荘では、美味しいピザをいただいた。感謝☆

角木場は6級だが、もう飽きたな~などと感じていた。が、たくさん登れば、それなりに満足♪
2月26日の角木場

もっと登ってくればよかったな(笑)。



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