Feb 25, 2016

南沢小滝 2016

懸垂下降中
 ■ 自分でトップロープを張る

学生さんを連れて南沢小滝。

・・・のは、毎回岩根だと、お金がかかるから。

小滝は無料です。

しかし、無料の小滝で遊ぶためには、

トップロープ支点がきちんと作れないといけない。

■ 今年は大きい

この日はつるんつるんのアイスでした。50mのロープだとトップロープ支点を奥の太い木に作ると下まで届かない。

ので、仕方ないなぁと手前の残置がある支点に作りました。




■ トップロープ支点を作るのに必要な技術

小滝で練習会して遊ぶために必要な技術は、

 ・トップロープ支点の知識
 ・懸垂下降
 ・フラれ止め スクリュー1本

です。 上へは、左側から上がれます。

トップロープで遊ぶ場合、安全管理のかなめは、支点です。安全管理=支点を他人任せにしないために、皆で上に上がります。

こうすれば、次からは自分でもできる。トップロープ支点を他の誰かが作ってくれる状態で、なんど小滝へ行っても、一生自分で小滝に行けるようにはなりません。

3人で上がりましたが、トップロープ支点を作るだけのことに1時間! 12時に着いたのに、下りたら13時半でした。

■ フレンドリーが一番

もうワンパーティ来たので、「今はったからよかったらどうぞ」と言ったら、大滝から来た人だったらしく、「お!ここはフレンドリーだ~」と言っていました。どうも大滝はフレンドリー路線ではなかったらしい。

フレンドリーが一番です。遊びですから。

■ おまけ

夜遅くなるまで、ヘッデン下山でした。これは計画時点でその予定にしていました。電車始発が遅いのです。

時間がシビアだったので、ラシーンで美濃戸口から美濃戸まで入ったら・・・少しこすってしまいました。

で、帰りの林道でラシーン君が大音響を奏でるように・・(涙)

どうもお亡くなりになったようです(汗) 



Feb 21, 2016

鉱泉・ジョウゴ沢・南沢小滝

 ■ 沢は冬も美しい

沢は冬も美しい。

夏も冬も沢。冬の沢=アイスクライミング。

今回は本チャンの仲間のYさんに、アイスを体験してもらうために出かけた。

ギアがないので、岩根か鉱泉になるが、岩根はテント泊ができない。

テント泊できると大幅に節約になるので、テント泊とした。

しかし、今回は宿泊自炊が良かったかもしれない。

予報で南岸低気圧が直撃らしく、気温が高くなった。


 予想通り、土曜日は曇天。荒れた天気の中、アイスキャンディを登った。

テント泊 1000円
鉱泉アイスキャンディ代 1000円
夕食 2000円
朝食 1000円

と5000円の出費。交通費は美濃戸で2000円。

テントが4テンの冬テントでフライ無だったので、
夜半の雨で浸水した。

私は小屋泊の予定だったが、夫が出勤となり参加できなくなったのと、翌週も鉱泉に行くことになったので、2週連続小屋泊でなくてもいいと思い、ツエルト泊出来る状態にしていく。

結局ザックは頭上高く積み上げられることとなった。

でも、アックス&水なしで12kgほど。たぶん行きは15kg程度だったと思う。

ツエルトを持って行ったのは正解だった。結局、浸水したので、濡らしたくないギアをツエルトに入れ、自分たちは、テントシートですっぽりと搬送と同じように包み込んで、水たまりのテントの中で睡眠。

この方法ではまったく濡れずに済んだ。

以前、沢で寝ていたら、すっかり水たまりの中にいたのに、ゴアのシュラフカバーのおかげでぬれずに済んだことがあったな~

翌日は、素晴らしい景色だった。ギアだけもって、ジョウゴ沢へいった。

大同心大滝への道と取り付きを間違い、30分のロス。

ジョウゴ沢は素晴らしいロケーションだが、F2が凍っていないのでがっかり。

F1はアイスボルダ―というところ。

ジョウゴ沢のF2手前に、きれいなアイスの滑を見つけた。

その後小滝へ移動。小滝で3本ほど登って終わる。

小滝は水が流れていた。大滝の氷結は素晴らしかった。

今回は、何と言っても南岸低気圧で、一旦暖かくなって融解したところで、再度冷えていたので、林道や登山道がアイススケートリンクのようにつるつるに溶けて凍っていた。

つららよりも、上記のような雪が氷化したアイスが蒼く光っていた。アイスは、

 溶ける → 冷える

の繰り返しで、出来上がるんだな~と思うことしきり。

友人は、もともとクライミングの素養があるので、アイスは初回から上手だった。

ので、ギアさえあれば、次回からはルートに行けそうだ。


Feb 16, 2016

岩根アイスツリー

■ 今年は岩根づいています・・・

去年は一回しか行かなかった岩根なのに、今年はなんと3回も来てしまった・・・

12月は、2015年末は氷結が遅く、アイスは不発で、12月2週の小滝は登れる状況になかった。

1月は、実は雪が遅いため、100年に一度のアイス適期だった。のに、なんだか体調が悪く、アイス不発だった。

1月30・31日の鉱泉フェスで、遅れを挽回・・・。出会ったパートナーと2度目の岩根。

■ もう一人

パートナーがもう一人連れてきてくれた!というので、今回は3人で楽しく遊んだ。

岩根に連れてくるとき、大事なのは、

   トップロープ支点を自分で作れるようにしてあげること

だ。

私はこれをしてもらわなかったので、自分で支点を作る時に、


  これでいいのかな~

となんとなく、不安が抜けなかった。

トップロープ支点さえちゃんと作れれば、あとは楽しく練習してお終い。

トップロープ支点の作り方はこちら

■ ガツガツ登ろう!

この日は、たった3人だけで貸し切りだったので、何と!ナイター営業になるまで遊んだ。

岩根のおじさんが、ナイターになったら終わりですよ~と教えに来てくれたくらいだ(笑)

いや~元は取らないとね!岩根ではテント泊できないのだが、テント泊できたら、もっと遊べていいのにな~。

クライミングは2日連続でやると、かなり上達します。ちなみに岩根山荘の宿泊料は、素泊まり6000円だ。

クライミングの為だけとすると、とても高く感じてしまう・・・なら、鉱泉でテント泊1000円のほうが安い。 鉱泉だとアプローチが遠いので、時間がかかってしまうのだが。


■ 写真集

 この日の岩根。
 ドライの壁に挑戦!

結構、大変。登れるけど、あんまりやると、パンプしてしまう。

フリーが長い人は、アイスより、こっちが得意。
上のほうのアイスが溶けてます・・・

ビレイヤーのジャケットの色が華やかでいいですね~ 山では視認性も大事

屋根岩。

岩根だと車で乗り付けられる。

この日は、小川山の唐沢の滝で遭難?があったようで、ヘリが飛んでいた。

岩根のおじさん曰く、自然の滝のほうが、気温が上がった時に、落氷する確率が高いのだそうだ。


温かい日の翌日に、自然の滝のゲレンデは、辞めておいたほうがよいのかもしれない。

寒いほうが安全





Feb 15, 2016

岩根アイスツリー

■また岩根

11日にもきたのに、また岩根。この日は歌さん、時さんのグループに混ぜてもらった。



 岩根で借りることができる靴。

ザンバランのパイネが多い。

私の靴も、パイネ。
 岩根で借りれるアックス。

鉱泉で借りることができるアックスより、種類が少ないかもしれない。
 温かい食事休憩所があって、利用は無料。

お湯もあるし、カップヌードル程度なら売っている。
 川上村産はちみつは4000円。
 スリングとビナだけのパーツも売っていた。

高いから買わないかも。


 歌さん
 前日20°近くと、温かかったので、溶けて再凍結したら、床がスケートリンクになっていた。
 甲斐駒で遭った山下ガイドに会った。

ちゃっかり講習内容を盗み聞き。

アックスは差したところから、25cm以上離して差す。

青い線は山下さんが引いたライン。中しか通ってはいけない。

この日は山梨山の会の知り合いにあった。

行きは無雪期の道路だったが、帰りは積雪期になっていた。

それでも信州峠から帰った。

楽しいクライミングデーだった。


Feb 11, 2016

岩根アイスツリー

岩根のドライツーリング
■ ノルマ終了

今日は、岩根アイスに出かけた。とりあえず、アイスも登らなければ、身に着けたものも錆びついてしまう・・・

何かを身に着けると、いつも、次の課題は それをキープする、ということになり、キープするのも、とっても大変・・・。

私は英語が話せるのだが、話せるようになるまでと同じくらい大変なのが、話せるようになった英語をキープすること。

そして、話せるようになるまでの上達プロセスは楽しいものだが、スキル維持ってのは、ちっとも楽しくない・・・

バレエも同じで、習得している間はとても楽しいのだが、習得したスキルを維持する、ってのは、なんだか”ノルマ”ちっくである。

・・・というわけで、今回のアイスは、ノルマ消化。 去年できるようになったところまでは、スキルが戻っただけで、成長したわけではない。

・・・が、それもビレイヤーがいないとできないので、ビレイしてくれるだけで助かるのであった。今日は、6~7本というところ。パンプもなく、愉しく登った。

今日は岩根に行ったら、知り合いがいて、ちょうど良かった。

4パーティいた。全員仲良くロープをシェアし合って登れたのが、良かった。

とても晴れたので、山に行ったら良かったなーな日ではあったのだが・・・

とても楽しかった。

垂壁の人口氷壁の方が自然の滝より難しいような気がする。

ただし、自然の滝は、ほとんどの場合リードが必要だ・・・

リードすることを思うと、色々と難しくなるんだよなぁ・・・

小さい滝であれば、登れるので、小滝が連続するようなルートなら楽しく登れるかなぁ。

今年はリードが課題だ。






■ 若い人

今日は、一緒に行ったのは、大学生。 アルパイン志向の人だったので、話がバッチリあって楽しかった。

志向が同じだと、年齢とか性別とかは関係なく、愉しく話せる、ということなんだろうなぁ。

私は大人になって(つまり大学山岳部ではなく)登山を始めた。ある山の先輩によると、私は最初から、八ヶ岳の全山縦走を目指していたので、アルパイン志向なのだそうだ。そんなことは知らないときから、そうしたいと思っていて、それに名前を付けたらアルパインということなら、そうなのだろう。

大学山岳部でもないのに、嵩じて、アルパインへ行くまでになった。

長野県の山岳総合センターで山を教わったが、結局、講習は数回のことで、独学した、というほうが全体的には合っていると思う。

山の世界のギブ&テイクというと、無料でガイド代わりをするこ とになってしまう・・・が、無料でガイド代わりをすることは、山の世界の後退に力を貸すことになり、決して山の世界に貢献することとは
思えなかった。

幸いなことに、私は山の師匠に個人的つながりでつくことになり、1年ほど師事する機会を得た。このことには本当に感謝している。

現在も、良き師に恵まれていると感じている。良き師すぎて、私が行けるところよりも、行くところが難しすぎるのが悩みなのだが、そんな悩みは、自分がスキルアップすればいいことなので、贅沢な悩みかもしれない。

ここ最近は、若い人と行動を共にすることが多い。

考えてみると、40代は30代とはまだ感性が近しい。が、30代と50代はちょっと感性が遠いかもしれない。となると、ちょうど世代の橋渡し役みたいな感じかもしれません。それに、女性なので、取り付きやすいという点もあるかもしれない。

これまでも会の内外問わず、片手には収まらない人数に、リードフォローや懸垂などの基本のロープワークは、自分が初心者で教わったことを教えてきた。

次の人に教えない人には、山の技術は教えないことにするべきかもしれない。自分は教わるだけで、次の人に教えないのはなぜなのだろうか?

教えることができないというのは謙遜のようでいて、実は謙遜ではないかもしれないと思うのだが・・・。誰だって普通に見れば、流動分散も教科書通りの事は分かるわけだし、ビレイも色々と書かれたことがあるのでわかる。何がダメか、何が良いかくらいは分かるものだ。

これが正解だ、こうしろ、というのではなくても、スクリューを打つときは腰で打ち込むと、打ち込みやすいなどは分かる知恵だろうし、タイオフも懸垂もセカンドのセットも基本的なところは、取説を押さえれば、分かるはずだ。

結局、独り山岳部をここ3年やっているような感じだ。

それも、私は師匠に恵まれたので、そのことから、山の世界に恩返ししたい、という気持ちが原点になっている。

組織と言うものは、まず組織を存命させることが命題になってしまい、大事な、組織を組織として束ねるものが不在になり、組織ありき、組織の継続だけが至上命題になってしまう。人は生きるべきだが、生きているだけで幸福とは言えない。組織は存続すべきだが、存続するだけでは価値があるとは言えない。

組織というものは、例えば、自国至上主義、愛国主義のように、それ自体へ持つ愛着が高すぎると、少々不安な要素を感じさせられる。ある種の胡散臭さ、がある。

国のために死ねと言われた若者を思い出す・・・家のために我慢しろと言われた嫁を思い出す・・・ハイルヒットラーを思い出す・・・

ので”組織への愛着、撞着”は現代においては、両刃のつるぎと感じさせられる。組織は一人歩きを始めるものだからだ。

というので私には組織というのは、ちょっと胡散臭いものに思える。かと言って登山は一人では行いにくく、メンバーは4人くらいがベストだ。

人と人との関係が希薄になる中、4人を集めることの難しさを思うと、現代は少々滑稽なほどだ。