Mar 13, 2017

コンペのこと

■ 二兎を追うものは一兎をも得ず

コンペとリードでは、方向性が全く異なるクライミング。

コンペ=時間勝負
リード=どれだけかかってもいいから落ちないで
 
コンペ=5位
リード=相沢55mピンク

どちらも、成果としては中途半端。特に、コンペは2月末にトップロープ登りが完成した後出場したら、今回出たタイムより早く登れたと思うので、残念だ。3月は期せずして、リード強化になってしまったからだ。コンペでは審判の人たちに、もったいながられた。登りのスタイルがアルパインで、安全やアックスの効きを優先した登りだったからだ。

しかし、岩根での練習も1、2回だが機会があったのだし、致し方ないと思う。

■  クライミングの最前線に触れる機会

今の時代は、クライミングが細分化されている。その最前線は、雑誌などでも、あまり分からない。

ドライツーリングの勝っている人はコンペしかしない。 ちょうど自然の氷瀑が凍る時期に、コンペがあって、自然の氷にはなかなか行けないのだそう・・・

うーん、コンペが忙しすぎて外岩に行けない、というフリーの選手の話を聞いたような? 

私はアルパインアイスとしては、1~3年目で、易しいルート(裏同心ルンゼとか)に
相棒とつるべで行くべきころに相手がいなかったので、落ちない3級レベルの登攀で
スクリューを打ったり、の経験が足りていません…が、それでも、選手よりは経験が豊富かもしれない。

自然の滝では、フィギュア4は要らない。リード中、急いで登って雑になると、リスクが増えるだけで、いいことは何もないので、急ぐこともない。

ただ、スピードも技術もあれば、万々歳であることは間違いない。が、現在は、細分化で、レベルが高騰しているので、コンペでも勝ち、アルパインでも、というレベルを求めると、世界の一流と言うことになってしまう。

■ 自分の強みを生かすクライミング

色々なクライマーを見ていると、みな、自分の強みを生かすことにしているようだ。相方は、体の大きな男性なので、カチ系は苦手だそうだ。逆に、細身の女性だとカチは強いが、かぶりはやらない、と決めていたりもする。

私はどうだろうか?ということになるが、指の力が余りないので、岩は保持力とリーチの争いになるため、有利なことは何もなく、楽しくない。ので、アイスクライミングから入って良かったな~と思う。

岩なら、やはり、クラック、ハンドのクラックから。手も普通の女性より大きめなので、ハンドジャムなら、男性とほぼ似たところに決まる。

アイスクライミングは、基本的にリーチの問題がなく、自分の好きな所にアックスをさすことができる。だから、今ではアイスでは、めったなことではパンプしない。

自分のボディサイズを生かせる楽しいクライミングで、なおかつ方向性としては、

(身体能力を高めていく) か、(冒険的要素を強めていく)

か、という選択肢がある。身体能力へ向かえばスポーツクライミングの領域へ、冒険的要素を強めて行けば、アルパインへとなる。

■ 海外クライミング

が、今回良いとこどりの良い案を思いついた。海外クライミングだ。

私は知らないところへ行くのが楽しいので、海外クライミングには適性があると思う。しかも、海外のクライミングのほうが、安全性も高かったりするようだ。

英語も話せるし。

今後の方向性としては、日常性の高い部活クライミングから、非日常性の高い遠征クライミングへ、ということだと思った今回の機会だった。

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