2012年2月の様子 |
上荒井沢です。
いわゆる芦安のアイスと言うのは上荒井沢を言っていたんですね~。
北岳に行くアプローチの芦安、その手前のエリアです。
ここは私たち夫婦がごひいきにしている、源泉かけ流しの温泉、桃の木温泉の上流にあります。
以前(2012年2月)、夫とカチコチに凍りついた堰堤で遊び、その時は、アイスクライミングなど想像だにしていませんでした。
が、その時の様子を今になって思い返すと、様子がアイスが氷結する状況にぴったりに思えました。
去年は偵察に行きたいと思って、結局、行かなかった・・・
それで、去年から気になっていた芦安のアイス・・・
今年はアイスはイマヒトツ充実しておらず…と言う感じでしたが、初めて行く場所が、湯川渓谷と並んで、二つ増えました♪
黒平のアイスもいいのかなぁ・・・。でも、もう溶けたかなぁ・・・。
■ アプローチについて
7:40、桃の木温泉の上の林道に入り、100mくらい先の、広くなった箇所に駐車。堰堤の工事車両が入っているようで平坦ですが、そこから上は林道が崩壊しているので、あまりおススメではありません。
堰堤の上から、イデノ沢、勅使川、上荒井沢、を分けます。一番左手が上荒井沢なのですが、『チャレンジ!アイスクライミング』にあるアプローチには林道が出ていますが、この林道、現在は崩落していて、その崩落を拾ったり、河原に降りて歩いたりして、上荒井沢を遡行します。
地図を見て上荒井沢を遡行するほうが、ない林道を当てにするより間違いが少ないです。途中、徒渉3~4回。
トリコルネ |
カモシカルンゼ |
昨日は雨だったらしく、林道上は、冷凍庫の霜のようにコチンコチンに固まったアイスが滑りやすく、意外にアプローチは歩きづらかった・・・。崩落しているので景色は荒涼としています。
マシラ |
カモシカルンゼの隣の沢 |
今日は偵察だったので、3つの滝を見て、マシラはほとんど解けており、トリコルネは黒ずんで落石が多そうだし、アンカーになりそうなものもなかったので、パスして、凍結の良いカモシカルンゼで遊びました。
・滝の根元に石ころが溜まっている ⇒ 落石多数
・崩壊中の沢にあるアイス ⇒ 落石注意
■ カモシカルンゼ
最初は、隣の沢をカモシカルンゼかと思い、氷結の無さにがっかりしたのだが、ひとつ隣にちゃんとありました。下部のマスが目印。 こうした氷瀑は、どれも似ているので、あらかじめ目印を考えて行くのがポイントです。
見た目はちょっと大変そうに見えたのですが、F1は50mでロープいっぱい、下部は30mで、60度くらいで、近づいたら、登れそうに見えた!だけでなく、登ってみたら、アイスが柔らかくてアックスが刺しやすく、まったく困難を感じずに登れた・・・あれ?どうなっているの??
先日の南沢小滝で喪失した自信を再度、復活(笑)
やっぱり冷えて固いとアイスは大変になりますね。柔らかいアイスはその代り、スクリューが効きづらいので落ちれない。
今日はスクリューを打ったり、アックステンション、アバラコフを練習しました。
ただ上部からの落氷は結構多く、ビレイ中、あってよかったバイザーって感じです。
確保は、左側の灌木でとりましたが、残置スリングが氷に埋まって悪かったそうです。それに直径5cmほどで細くて頼りないので、トップロープ後の懸垂は、アバラコフで降りました。
また今日は平日だったので、誰も来ないと思っていたら、あと1パーティ来ました。
アックステンションして、支点の撮影。
柔らかい=アイスが信用ならんので、支点は3点から取り、さらにバックアップが灌木。
アックステンション中・・・
出来たらすごい楽な技でした。休める~
でも、真下にアックスを引かないと危ないですね。
ギアは今日は
軽量シングル 50m & 30m。
二本連結してトップロープ。
コブが来たときどうするか?
プルージックで荷重を移し換えて、確保器を入れ替えます。
準備したけど、必要なくてよかった~。
アイスもぐずぐずだし、ラクラクに登れるし、早めに切り上げて、芦安の山岳館で本を見て、帰りました☆
楽しいアイスの一日でした☆
≪備忘メモ≫
・芦安アイスは氷瀑が大きいので、ダブルロープ
・スクリュー8本
≪滝の名≫
・トリコルネ 35m Ⅳ~Ⅴ級
・カモシカルンゼ Ⅳ級~ F1~F4まである F1 50m不足気味、F2 8mⅣ-、F3 5mⅢ、F420m
・マシラ ミエザルⅢ、キカザル15m、イワザル、30m 50度 上部80度、Ⅳ級~Ⅴ級-
・ビギナーズ 30m Ⅲ級
・奥御勅使川のゲレンデ F1 10m、F2 6m、75~80度、堰堤5m 80度
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